米国雑誌で防錆技術「世界トップ10」に選出 NMRパイプテクター®-NMRPT-の防錆効果

マニュファクチャリング・テクノロジー・インサイト(2020年3月12日)

配管の赤錆劣化が与える影響

日本は世界的にも水道水の水質が高品質の為に、水の安全面において問題ないと考えがちですが、配管内の赤錆劣化は気が付かない内に進行し、水質を低下させている場合があります。このような配管内の赤錆劣化を解決する日本の技術が、世界の防錆技術トップ10に選ばれ、配管内赤錆防止装置NMRパイプテクター®が、2020年3月12日に、米国の製造技術誌「マニュファクチャリング・テクノロジー・インサイト」に紹介されました。

「マニュファクチャリング・テクノロジー・インサイト」について

製造分野に大きな影響を与えるテクノロジー・ソリューションを中心に紹介する雑誌として、「マニュファクチャリング・テクノロジー・インサイト」は注目されている米国の専門誌です。

2020年時点で防錆効果への高い評価から、NMRパイプテクター®はこれまでに4,200棟以上で導入されています。

日本国外での導入実績も多数あり、世界的にも知名度の高い施設にも導入されてきました。

「マニュファクチャリング・テクノロジー・インサイト」でも紹介された大英博物館も、その導入事例の1つです。

その他にもNMRパイプテクター®が導入されている重要施設をいくつか紹介していきます。

大英博物館でNMRパイプテクター®-NMRPT-は防錆効果を立証

2016年3月に英国ロンドンの世界最大規模の博物館である、大英博物館でNMRパイプテクター®が導入されました。

赤錆腐食が原因で、空調温水配管内に赤錆によるヘドロが発生し、漏水の心配があった為です。

漏水による美術品等への損害はあってはならない問題ですので、急遽対策が必要でした。

しかし配管劣化対策として一般的な、配管更新工事を実施した場合、次のような問題があります。

  • 大規模な工事となり長期の工事期間が必要
  • 工事には断水が必須であることから、建物の使用制限が発生。
  • 非常に高額な工事費用

NMRパイプテクター®導入の場合はこれらの問題はありません。

装置を配管の外側に取り付け、1時間ほどで完了するNMRパイプテクター®の設置工事は、断水と建物の使用制限が不要です。

導入費用は配管更新工事と比較し、給水管の場合1/5以下、空調管の場合1/10以下にまで削減できます。

過去の事例では、配管更新工事に必要な費用の1/40程の費用でNMRパイプテクター®が導入できた施設もあります。

「マニュファクチャリング・テクノロジー・インサイト」で評価されたNMRパイプテクター®-NMRPT-の防錆成果

NMRパイプテクター®導入前の、赤錆劣化の進んでいた大英博物館の空調温水配管では採水検査の結果、赤錆により水中の鉄分値が20.0㎎/ℓと高い数値が確認されていました。

導入より1週間後には、鉄分値が12.2㎎/ℓと大幅な減少が見られ、導入5週間後では鉄分値が0.2㎎/ℓと、赤錆の問題のない数値まで水質が改善されています。

今回、防錆技術世界トップ10として「マニュファクチャリング・テクノロジー・インサイト」で選出されたのは、大英博物館を含め海外での重要建築物にNMRパイプテクター®が多数導入され、配管内の赤錆劣化問題を解決してきた事が、評価され、認められた事と言えます。

黒錆で配管を強化 NMRパイプテクター®-NMRPT-の防錆効果について

防錆方法として、NMRパイプテクター®の技術は特殊なアイデアが使われています。それは、配管内の赤錆を除去するのではなく黒錆に変化させ、赤錆劣化を防止・配管の強化をするものです。

赤錆と黒錆の違いとして、水に溶けだし易くもろい赤錆に対し、黒錆は水に溶けない固い結晶の不動態となります。黒錆は配管内で不動態被膜を形成し配管が強化されます。不動態被膜が形成されるとそこから赤錆が再度発生する事はありません。また、黒錆は赤錆の体積の1/10以下である為に、配管内の赤錆閉塞も黒錆化により改善されます。

この特殊な防錆方法によって、NMRパイプテクター®は、一時的な配管更生ではなく、配管を建物寿命まで延命させる事が可能となります。

また、導入後のランニングコストが不要な事で、配管維持にかかる費用、手間も大幅に削減可能といった特徴もあります。

NMRパイプテクター®-NMRPT-が導入された英国の重要建造物

NMRパイプテクター®が多数導入されている英国では、英国ならではの問題がありました。英国は歴史的にも重要で存在価値の高い建造物が多く、配管更新工事の様な大規模な工事は簡単には進められない事も少なくありません。

先程紹介しました大英博物館のように、小規模な工事でNMRパイプテクター®は導入が可能な事も英国で評価されている理由の1つです。

これまでに英国で配管内の赤錆問題を解決してきた重要施設として、歴史あるロンドンのデパート・ハロッズ、アートギャラリーで有名なロンドン市庁舎(ギルドホール)、英国を代表するメガバンクであるスコットランド王立銀行、ロンドンの5つ星ホテル・ロイヤルガーデンホテル、そして英国王室が所有するウィンザー城へのNMRパイプテクター®導入をきっかけに、世界的にも有名なバッキンガム宮殿でも導入され、配管内赤錆問題を解決しています。

NMRパイプテクター®は、防錆技術の世界トップ10に選出され、改めてのその技術について高い評価がされました。

米国製造技術誌「マニュファクチャリング・テクノロジー・インサイト」により改めて高い評価がされた事で、より多く海外での導入が期待されます。

今回紹介しました重要施設以外にも、様々な種別の建物でNMRパイプテクター®は導入実績があります。特に積立金に不安のあるマンションでは、修繕費用の大幅な削減成功により多くのお客様に喜ばれています。

配管内の赤錆劣化でお困りの際は是非、NMRパイプテクター®の防錆効果を実感ください!


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