英国の迎賓館としても重要な役割を果たすマンダリン・オリエンタル・ハイドパーク・ロンドン
英国のバッキンガム宮殿に近く、王立公園ハイドパーク沿いに位置するマンダリン・オリエンタル・ハイドパーク・ロンドンは、王侯貴族や各国の貴賓にも多く利用される5つ星ホテルです。格式高い同ホテルでは利用客へのサービスの質はもちろん、建物の設備等にも不備の無い様に細心の注意を払っていました。しかし建物の老朽化は避けらず、配管設備で赤錆腐食が起こっていました。
多くの建物での配管防錆の実績から信頼の高かったNMRパイプテクター®-NMRPT-
配管の劣化によって、配管内で赤錆腐食が起こります。赤錆は、配管内の赤錆が水中に溶け出す事で水を濁らせる「赤水」や、赤錆の増加により配管内を詰まらせる「配管内赤錆閉塞」、赤錆腐食により配管が傷んでいき「漏水」などの原因となります。これらの問題は、ホテルのサービスの質の低下に直結する大きな問題である事からも、同ホテルでは早急な解決が求められました。英国では配管内の赤錆対策としてすでに、配管内赤錆防止装置NMRパイプテクター®が多くの建物で採用され、設置後数週間で完全に赤錆腐食を停止する結果を多く残していた事から、マンダリン・オリエンタル・ハイドパーク・ロンドンでもその防錆効果を信用し、2014年7月にNMRパイプテクター®を設置しました。
水質検査によりNMRパイプテクター®-NMRPT-を設置後一カ月で赤錆腐食の停止を確認
同ホテルで赤錆腐食の問題によりNMRパイプテクター®を設置したのは、亜鉛めっき鋼管を使用していた給湯配管です。赤錆腐食状況の確認の為に、NMRパイプテクター®設置前に行った配管内の水の採水検査では、赤錆腐食による水中に含まれる鉄分値は、13.35mg/ℓと非常に高い事が確認されました。英国の水質基準値では鉄分値が0.2㎎/ℓ以下と定められ、この数値を大幅に越えている事からも赤錆腐食が大変進んでいる事が分かります。防錆効果の確認の為に行った、NMRパイプテクター®の設置1ヵ月後の採水検査では、水中の鉄分値は0.004mg/ℓと水質基準値の0.2㎎/ℓと比較しても非常に少ない鉄分値まで減少しました。この鉄分値は赤錆腐食が止まり、NMRパイプテクター®の防錆効果で赤錆の黒錆化が進行していなければ実現できない、非常に低い鉄分値である事から、配管内の赤錆腐食の停止を立証する検査結果となりました。
NMRパイプテクター®-NMRPT-は何百年も赤錆を防ぐ事で知られる黒錆によって配管を延命します
NMRパイプテクター®の防錆効果は、赤錆を黒錆に還元するものです。赤錆は配管状態や水質に悪影響を及ぼす有害な性質を持ちますが、反対に黒錆は配管を赤錆腐食から守る性質を持ちます。古くから知られる黒錆の防錆効果は、奈良時代や平安時代にはすでに神社やお寺の釘、蝶番などで利用されていました。赤錆腐食から鉄を保護する目的で黒錆がコーティングされ、何百年も経過した現代でも赤錆が発生していない事から黒錆の高い防錆効果が分かります。この黒錆を利用する事で、NMRパイプテクター®が建物寿命まで、配管延命を可能に出来る事もご納得いただけるのではないでしょうか。
NMRパイプテクター®-NMRPT-は建物寿命まで配管内を赤錆腐食から守り続けます
NMRパイプテクター®の設置により、マンダリン・オリエンタル・ハイドパーク・ロンドンは、わずか1ヵ月で赤錆問題を解決できました。また、同ホテルでは、短期間で得られた防錆効果についてだけでなく、ホテルの休業や断水等による営業への支障が全く無くNMRパイプテクター®の設置が可能であった事も高く評価されました。もし配管更新で今回の問題を解決した場合は、大規模な長期に及ぶ断水が必須の工事により、ホテルの長期の休業は免れず、大きな負担がかかります。また、配管更新は配管を新品に交換するのみで、交換後の赤錆を抑える事はできません。当然、また赤錆腐食が発生すれば何らかの対策が必要となります。
このように配管内の赤錆問題をどの様に解決するのかによって、必要な負担や、その後の配管維持管理の手間は大きく変わってきます。安心した建物維持の為にも、赤錆対策をどのように行うのかしっかりと検討し、最適な赤錆対策を実施してください。
関連リンク
五つ星ホテル マンダリン・オリエンタル・ ハイドパーク・ロンドンへの導入事例 NMRパイプテクター®-NMRPT-|日本システム企画株式会社