築34年の分譲マンション「パサージュ鈴鹿」(全36戸)では、
NMRパイプテクター(以下、パイプテクター)設置後に配管の改善効果が確認され、
その成果を活かした建物の付加価値向上施策が実施されました。
赤錆閉塞率の改善と配管寿命の延伸
1991年に竣工した同マンションでは、築27年を迎えた2018年4月、
給水配管の赤錆対策としてパイプテクターを導入。
高架水槽から各住戸へ送水する2次側配管に設置されました。
設置から6年7カ月後に行われた赤錆閉塞率の調査では、
- A号室:54.1% → 47.3%(12.6%改善)
- B号室:58.3% → 50.8%(12.9%改善)
という明確な改善結果が得られました。
専門調査コメントによると、通常は経年により閉塞が進行するため、
閉塞率が縮小すること自体が極めて稀であるとのことです。
この結果は、パイプテクターが配管内の赤錆腐食を抑制し、
既存の赤錆を安定した黒錆に変化させたことの確かな証左とされました。
修繕積立金の有効活用で資産価値を大幅に向上
パイプテクターの導入費用は、配管更新工事と比較しておよそ10分の1。
管理組合はこの延命効果を受け、給水管の長期保全方針を決定しました。
浮いた修繕積立金を活用し、
宅配ボックスの新設、エントランス自動ドア化、エレベーター更新、
LED照明への切替、防犯カメラ・AEDの設置など、
住環境とマンション価値の向上につながる工事を次々と実現されています。
■ 導入を決断した3つの理由
- 科学的根拠に基づいた理論
赤錆を黒錆へと転換させる独自の防錆技術 - 豊富な導入実績
大手自動車メーカーの工場や英国バッキンガム宮殿など、国内外で多数の採用事例 - 確かな保証体制
「効果が見られない場合は返金に応じる」というメーカーの保証制度
理事長は今後、「次の検討対象は排水管」として、
関係業者や専門家へのヒアリングを進めており、
さらなる長寿命化対策にも意欲を示されています。

