コラム

バッキンガム宮殿でも導入NMRパイプテクター®-NMRPT –

by 日本システム企画株式会社 / 0件のコメント
NMRパイプテクターを導入した「バッキンガム宮殿」
NMRパイプテクターを導入した「バッキンガム宮殿」

配管内赤錆防止装置NMRパイプテクター®は、配管内の赤錆劣化を改善する装置です。これまでに海外でも多数導入されており、今回は英国のバッキンガム宮殿にNMRパイプテクター®が導入された事例を紹介していきます。

英国を代表する重要建築物 バッキンガム宮殿

テレビでは、英国のロイヤルファミリーと共に見る事も多いバッキンガム宮殿は、人気の観光名所にもなっているロンドン中心部にある宮殿です。

バッキンガム宮殿は英国を代表する建造物の1つであり、現在はエリザベス女王の住まいとなる、英国皇室の正式な住居となっています。

その規模は、敷地面積1万坪、部屋数775、日夜800名ものスタッフが勤務する、広大な宮殿です。

多岐にわたるバッキンガム宮殿の重要な役割

バッキンガム宮殿では王室の式典や祝賀会、国家行事、晩餐会などが行われ、年間4万人にも上る招待客数があり、迎賓館として諸外国の賓客をおもてなしします。

招待客は、諸外国の首脳陣や各分野の権威、著名人なども多数いますので、英国を代表する場所として、招待客への相応しい対応が必要ですが、歴史あるバッキンガム宮殿では建物の老朽化により、空調温水配管と給湯配管で赤錆劣化が進み、水が赤茶色に着色していました。この問題解決の為にNMRパイプテクター®が導入される事となったのですが、英国を代表するバッキンガム宮殿にどのような経緯で、日本の技術であるNMRパイプテクター®が導入されたのでしょうか？

NMRパイプテクター®-ＮＭＲＰＴ-がバッキンガム宮殿に導入されたきっかけ

日本の三越百貨店（現・三越伊勢丹ホールディングス）が、モデルにしたといわれているデパートが英国にあります。老舗百貨店ハロッズ・デパートです。ハロッズ・デパートはチャールズ・チャップリンやローレンス・オリヴィエ、ヴィヴィアン・リーといった著名人等が利用していた事でも有名です。ハロッズの給湯配管内で赤錆劣化が起こっていた事で2006年3月、客用トイレで赤水が発生しました。赤錆防止の為、急遽ハロッズ・デパートのコンサルタントの推薦によりNMRパイプテクター®が導入されました。 導入より約1.5ヶ月後には赤水の停止が確認され、水質検査の結果からも鉄分値の減少が確認された事で、防錆効果を立証しました。

この結果からハロッズの役員はその後、ウィンザー城でも同じく赤錆の問題が発生していた為に、NMRパイプテクター®を紹介しました。 ウィンザー城はイギリス南東部に位置する、英国で最も古い世界最大級の居城として有名です。
2006年11月にNMRパイプテクター®は、ウィンザー城の赤錆問題のあった給湯設備に導入されました。導入より42日後には、赤水となっていた湯水が透明なものへと変わり、水質検査の結果からも鉄分値の減少が確認され、防錆効果を立証しました。

実はこの時NMRパイプテクター®が設置された場所は、エリザベス女王陛下が毎週末滞在しているクイーンズタワーでした。ウィンザー城での防錆効果が高く評価された事から、その後同じく赤錆問題が発生していたバッキンガム宮殿へ導入されることとなったのです。

バッキンガム宮殿でも防錆効果を立証

2007年1月、バッキンガム宮殿内には6ヶ所のポンプ室があり、その中で女王陛下の部屋用の1ヶ所のポンプ室に、NMRパイプテクター®は導入されました。赤錆腐食の進んでいた空調温水配管と給湯配管では、配管内の循環温水は赤錆により赤茶色に着色していました。
採水による水質検査では、NMRパイプテクター®導入前の空調温水配管の水中の鉄分値は16.6㎎/ℓである事から、赤錆腐食がかなり進行した状態である事が分かります。NMRパイプテクター®を導入し、24日後の検査では0.46㎎/ℓまで鉄分値が減少し、基準値である1.0㎎/ℓ以下にまで改善しました。この時点で水の色も透明に変化していました。また、給湯配管ではNMRパイプテクター®導入前の水中の鉄分値が2.8㎎/ℓだったものが 24日後では0.018㎎/ℓと水質基準値である0.2㎎/ℓ以下に改善し、こちらも水の色が透明になりNMRパイプテクター®の赤錆防止効果が立証されています。

バッキンガム宮殿に最適の方法であったNMRパイプテクター®-ＮＭＲＰＴ-

現在、バッキンガム宮殿は、2017年から2027年までを予定した大規模な改修工事を行っています。その費用は総額4億ポンド（日本円で約550億円）といわれ、工事内容は一部配管の更新などを含みますが、電気系統への工事を中心としたもので、宮殿全体の設備から見れば一部に過ぎません。敷地面積1万坪のバッキンガム宮殿でNMRパイプテクター®を導入せずに全ての配管の更新を実施すれば問題解決に相当な時間がかかる上に費用がさらに必要です。また、バッキンガム宮殿では女王陛下の安全保障上の問題もあります。工事関係者であっても女王陛下の部屋周辺は、原則立ち入り禁止とされ工事の許可は出ません。NMRパイプテクター®は女王陛下の部屋周辺に立ち入る事なく導入が可能であった為に、安全保障上の問題もクリアしました。セキュリティー上の問題にも対応可能なNMRパイプテクター®はバッキンガム宮殿に最適な手段だったといえます。

バッキンガム宮殿のような大型の施設でなくても、NMRパイプテクター®は優れたコストパフォーマンスを発揮し、配管更新の場合マンションであれば1戸あたり60～100万円程の費用を、NMRパイプテクター®導入の場合、その5分の1～10分の1以下にまで費用削減が可能です。

配管の更新、更生を検討中の方は、NMRパイプテクター®による様々なメリットを是非実感ください！

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