NMRパイプテクター®-NMRPT-導入で配管更新不要に 現在築48年パレス鶴見の事例

管理状態の正常化に向けて動き出した「パレス鶴見」

神奈川県横浜市鶴見区の「パレス鶴見」は1972年に竣工された、5階建て全32戸のマンションです。「パレス鶴見」では築39年が経過していましたが、竣工以来、給水管の劣化に対するメンテンス等を実施していませんでした。

配管の寿命は一般的に20~30年とされ、寿命を超えた配管は赤錆腐食が特に著しく進み、赤水や漏水などの問題が起きる危険性が高くなります。

今回紹介する「パレス鶴見」は、竣工から39年の間に給水管への十分なメンテナンスがされていなかった事で、配管の老朽化による赤錆腐食の問題が心配されていました。

機能していなかったパレス鶴見の管理組合

パレス鶴見の建物管理については、建築した建設会社が管理し、住民による管理組合も存在していました。パレス鶴見のケースの場合、通常であれば管理を担当している建設会社と管理組合により、建物の長期修繕計画を立て、建物の維持に必要な管理を行っていくのですが正常に機能しておらず、実際の状況は活動の実態がほとんどないないものでした。

この状況に危機感を持った一部の区分所有者により2001年、管理の正常化に向けて行動を開始しました。ところが、管理を行っていた建設会社の管理業務撤退が決定し、まず管理会社を探す必要があるといった一から始めるような状況でした。当時のパレス鶴見の状況は、「外壁もボロボロで、建物に全く手を入れていなかったので、外からみたら幽霊マンションでした」とマンション管理組合の金谷理事長は語っています。

それでも管理の正常化に向けた住民の行動は順調に進み、新たな管理会社が見つかり、まず最初に外壁補修から着手しました。「幽霊マンション」だった外観もずいぶんと印象が変わり、続いて赤錆腐食が心配された重要な設備、給水管等の修繕に取掛りました。

配管の維持の為にNMRパイプテクター®-NMRPT-を採用

配管設備の修繕の為に、管理会社から提案された内容はステンレス管での配管更新でした。ステンレス管は一般的なビニールライニング鋼管よりもコストが高い為に、配管更新工事の実施の為には多額の費用が必要となります。 外壁補修工事の借入金の返済などもあった管理組合にとり、配管更新工事に必要な資金の余裕はありませんでした。

しかしこのまま放置出来る問題ではなく、何か方法は無いものか探していたところ、金谷理事長は一般的なマンションの給水配管の配管更新と比較し、5分の1~10分の1ほどで導入可能な、配管内赤錆防止装置「NMRパイプテクター®」の存在を知りました。

独自の防錆技術で実績を積んだNMRパイプテクター®-NMRPT-

NMRパイプテクター®は配管内の赤錆を還元によって黒錆に変化させる独自の技術で赤錆腐食を停止し、配管内を強化します。外部電源や薬剤を使用せず、その高い防錆効果が評価され、NMRパイプテクター®はこれまでに世界中で4,200棟以上に導入されてきました(2020年現在)。 

NMRパイプテクター®-NMRPT-を安心して導入できる保証体制

NMRパイプテクター®の導入によって配管更新と比較し費用を大幅に削減できる事は分かりました。それでも資金面に不安のあったパレス鶴見では、決定は慎重に進める必要がありました。NMRパイプテクター®の導入や契約内容について詳しく聞いてみると効果保証制度があり、導入後も安心して利用出来る内容であった為に、NMRパイプテクター®の導入は管理組合総会でも承認され決定しました。

パレス鶴見でのNMRパイプテクター®-NMRPT-導入結果

防錆効果保証について

効果保証制度をNMRパイプテクター®は用意しています。内容は「赤錆閉塞率改善などに一定の効果判定が得られない場合には、代金を返金すると同時に、装置を取り外し設置前の状態に復旧する」としたもので、建物オーナー様に安心してNMRパイプテクター®を導入、利用いただけるようにしています。適用はマンションに限定されますが、1年間の防錆効果返金保証が適用され、この内容が導入の決め手となったという声も少なくありません。

内視鏡調査によって明らかになったパレス鶴見での防錆効果

NMRパイプテクター®設置後、パレス鶴見では配管内の防錆効果の確認の為、内視鏡による調査を実施しています。導入から7年が経過した時点の調査では、2ヶ所それぞれ35.3%と17.4%の閉塞率の縮小改善が確認され防錆効果が継続している事が確認されました。竣工以来39年間、配管のメンテナンスが行われていなかったパレス鶴見は現在、築48年が経過しましたが、赤錆腐食による問題が全く発生していない事は、NMRパイプテクター®の防錆効果により、配管の延命がされている証拠といえます。

長期にわたり信頼されるNMRパイプテクター®-NMRPT-の防錆効果 金谷理事長は 「現在(2020年時点)、築48年経過しているが赤錆問題はなく、効果があると実感しています。今は建物寿命が延びているかもしれないが、私は60年と見ている。築60年まで残り12年ありますが、それまではNMRパイプテクター®での配管延命を期待している」とコメントしており、NMRパイプテクター®導入は、配管内の赤錆対策に非常に有効な対策であった事が分かります。

2020年6月25日 マンション管理新聞にて NMRパイプテクターの導入について掲載されました
2020年6月25日 マンション管理新聞にて
NMRパイプテクターの導入について掲載されました

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